世の中では、時代の変化により働き方の多様性により
フリーランスという言葉を多く聞くようになったように感じます。
フリーランスは前からあった働き方ではありましたが
コロナ流行などの影響でより世間一般に浸透したのではないでしょうか。
フリーランスと聞くとデスクワークのイメージがあるかと思いますが実は介護職もフリーランスで働くことができるのはご存じでしたか?
今回はフリーランスで介護の仕事をする働き方についてご紹介します。
フリーランスとは?
フリーランスとは会社員と違い、
個人が直接業務委託契約を結び、仕事を請け負う働き方のことです。
内閣府や中小企業庁では、
実店舗がなく、雇人もいない自営業主や一人社長であって、
自身の経験や知識、スキルを活用して収入を得る者
などの条件をフリーランスの定義として提示されています。
・フリーランスとして安心して働ける環境を整備するためのガイドライン 概要版(パンフレット)[1.8MB][PDF形式:1,826KB]厚生労働省より
自身でお客さんと契約を結ぶので
勤務時間や場所、内容は比較的働き方の自由度は高いと言えます。
フリーランスで介護の仕事はできる?
結論から言うと可能です。
介護の需要は増え続けており、介護サービスも多岐にわたります。
常に人材を求められている介護の仕事は
スキルや知識、経験が求められることも多く、
フリーランスのような様々なサービスに対応できる人材は
今後重要になってくると思われます。
介護職のフリーランスの場合、介護施設で従業員としてではなく、
必要な介護サービスの部分を業務委託として介護施設や利用者に提供します。
もちろん、フリーランスで働くことで従業員や派遣に比べてメリットやデメリットもあります。
フリーランスで働くメリット
フリーランスで働くメリットは以下の通りです。
・収入アップが目指せる
・残業時間がない
・勤務時間や場所を自分で選択できる
・合わない人間関係や仕事は切ることができる
収入アップが目指せる
そもそも介護職の平均年収は
一般サラリーマンの平均年収より少ないと言われています。
契約社員として働くこともできますが、
売り上げがそのまま入ってくるわけではありません。
しかし、フリーランスなら
スキルに見合った金額を自分で交渉することで報酬アップできますし、
入ってきた収入は自分で管理できるので収入も報酬に合わせてアップできます。
残業時間がない
従業員やパートとして働いていると
残業や終業後の会議、勉強会など時間外での仕事がありますよね。
そして悲しいことに残業手当がつかない、なんてこともよくあります。
フリーランスなら自分で仕事時間も決められるので残業もありません。

勤務時間終わったから帰りたいけど先輩も残業してるから帰りづらい・・・
なんて先輩や上司の顔色をうかがう必要もなし!
勤務時間や場所を自分で選択できる
これもフリーランスの特権ですよね。
これも交渉次第で十分可能です。
外国語も話せる方は海外でだって働けちゃいます。
合わない人間関係や仕事は切ることができる
自分で直接仕事を交渉するので合わないと思った人と無理に仕事する必要がなく、
仕事相手や内容はある程度は選ぶことはできます。
フリーランスで働くデメリット
もちろんフリーランスで働くことはいいことばかりではありません。
以下のようなデメリットもあります。
・収入は大きく変動する
・介護以外の仕事もしないといけない
・税務処理が大変
収入は大きく変動する
働きだしたその日から給料が発生する従業員とは違って
フリーランスは仕事がもらえないと収入がゼロになります。
時間や働き方の自由度がある代わりに収入を安定させるのは大変です。
地道にリピーターを増やしていくのが収入安定につながります。
介護以外の仕事もしないといけない
フリーランスは会社管理やお金の管理、営業なども
一人でこなさなければなりません。
何かトラブルがあったときももちろん一人ですので自分で対応します。
税務処理が大変
通常の会社は事務や会計担当が税務処理を行いますが、
個人事業主なので一人で行います。
税金関係は特に間違えられないので時間も手間もかかります。
フリーランスで介護の仕事をするには?
フリーランスで働きたい!と思っている方はちょっと待ってください。
いきなりフリーランスになっても
何も準備していないと仕事を始めるのが大変です!
いきなり始めるのではなく、まずは入念に準備をしましょう。
資格を取る
上記でも示した通り、介護職のフリーランスはスキルや知識、経験が求められます。
業務委託を結ぶためにはそれを示すもの、つまり資格や実績が必要になってきます。
なのでフリーランスで働きたいと思うなら介護福祉士や社会福祉士、介護支援専門員(ケアマネージャー)などの資格を持っておく方がスムーズです。
資格を取るならシカトルがおすすめ!

介護求人サイトやスキルシェアサービスを利用する
フリーランスは従業員と違って
一人で経営から営業、業務まで一人でこなします。
自分のスキルを必要とする利用者や事業所、施設などを探し
営業をかけ業務委託を結ばなければいけません。
でも直接営業をかけるのはなかなか難しいですよね。
そんな時は、介護求人サイトやスキルシェアサービスを活用すると
効率よく自分のスキルに合った仕事をマッチングしてくれます。
人脈をつくる
フリーランスになりたいからと言ってすぐ仕事をやめるのではなく、
職場での人脈作りも大切です。
個人の働きや人となりを知っている
利用者やケアマネージャーや施設運営者に直接営業して
仕事をもらえることもあります。
お金や法律などの勉強をしておく
フリーランスになると介護の仕事だけでなく
経営者として仕事を管理したり税務処理など事務作業なども一人で行います。
なので、お金や法律などについては
仕事を始める前によく調べて勉強しておきましょう。
まとめ
いかがでしたか?
最近よく耳にするフリーランスの仕事。働き方が多様になってきている今、介護の仕事でもフリーランスで働くことが少しずつですが増えてきています。
フリーランスで介護の仕事をするには事前に準備が必要ですが、うまく仕事がもらえるようになれば収入アップも望めますし、残業や勉強会などの時間外労働もありません。
働き方の自由度が高い分、収入の安定が難しかったり、介護以外の業務も行わないといけないなどのデメリットもあります。
今はまだ少ないフリーランスの介護ですが、スキルを磨いて仕事のマッチングサービスなど上手く活用してフリーランスとして介護の仕事を続ける選択肢も考えてみてはいかがでしょうか。

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